自ら、随筆の妙味にとりつかれた、という著者の近作50編を収める随筆集。
「日ごろ悩んでいること、腹が立ったこと、感動したこと、面白かったことなどを少し長めの文章で表現し、何度も推敲を繰り返すことによって、頭の中が不思議と整理出来るのである。そのことによって、不安な心も収まり、悩んでいることも感動したことも、なるほどそうかと糸口がつかめるような気がしてならない。」(「随筆の妙味」より)