昔の人たちは、四季の恵みに感謝し、自然と共生する暮らしの中で様々な伝統文化を築き、美意識や智恵を磨いてきた。本書では「清明」「雨水」「立夏」等々風雅な名称を持つ二十四節気の推移に合わせ、漢詩漢文を中心に、日本や洋の東西の古典に示された様々な名言やエピソードなどを紹介する。季節の移ろいの豊かさを軽妙に綴るエッセイ集。